Whalletは複数通貨の口座も分割払いも記録します
残高からわかるのは、その口座に今いくらあるかです。ほかの通貨で持っているお金や、分割払い、ローン、割り勘ですでに支払いが決まっているお金は、残高には表れません。Whalletは口座ごとにその通貨のまま記録し、すでに決まっている支払いをそのすぐ横に並べます。機能はそれぞれ単独で使え、組み合わせると、表計算ソフトとも、銀…
8分で読めます文:Whilehaus

残高からわかるのは、その口座に今いくらあるかです。ほかの通貨で持っているお金や、分割払い、ローン、割り勘ですでに支払いが決まっているお金は、残高には表れません。Whalletは口座ごとにその通貨のまま記録し、すでに決まっている支払いをそのすぐ横に並べます。機能はそれぞれ単独で使え、組み合わせると、表計算ソフトとも、銀行のアプリとも、支出をひとつずつフォームで入力するアプリとも違う、お金を記録するもうひとつの方法になります。
個人用の、複数通貨に対応した帳簿
Whalletは個人用の帳簿で、銀行口座、カード、ウォレット、現金、暗号資産を、それぞれの通貨のまま記録します。その横には、分割払い、借入、割り勘、投資が並びます。
データは手入力、CSV、またはすでにAIエージェントを使っているならそのエージェントから入れます。Whallet自体はエージェントを持っておらず、ご自身のエージェントは、接続するときに選んだ権限で入ってきます。また、Whalletはどの銀行にも接続せず、お金を動かすこともありません。記録するのは、ご自身かエージェントが入力した内容です。
Whalletはwallet.whilehaus.netですでに稼働しており、ほかのサービスのアカウントかメールアドレスでログインできます。「設定」では、すべてを合計する基準通貨と、各残高の横に表示する2つ目の通貨を選びます。最初の手順はガイドツアーが案内し、画面は11言語に対応していて、スマートフォンにはウェブアプリとしてインストールできます。
口座ごとにその通貨で、為替レートも保存して
「口座」では、種類と通貨を決めて口座を作成します。種類は、現金、銀行、利用限度額つきのクレジットカード、ローン、投資、所有物、暗号資産です。2つの通貨を扱うカードや銀行は、通貨ごとに1つずつ口座を持つグループとして作ります。
ドル建てのカードでユーロ払いをした場合、その取引にはユーロの金額とドルへの換算額が保存されます。通貨ペアごとの為替レートは、ご自身で選べます。「設定」で、市場データのレート、手入力した固定レート、市場レートを一定の割合で調整したもののいずれかを指定します。
ある通貨から別の通貨へお金を移すと、振替には出ていった額と届いた額が記録され、手数料は支払った口座の支出になります。
どの取引も入力した時点のレートで残るため、レートが動いても、過去の記録は変わりません。
分割払いの買い物はプランとして入力
カードで支出を入力するときに「分割払い」のオプションをオンにし、合計額、支払回数、今が何回目かを入れます。今月の分は実際の取引として記録され、残りの回は将来の支出として置かれ、記録するまで残高には影響しません。
明細が届いたら、プランのボタンで次の回を記録するか、エージェントに頼みます。また、分割払いの1回分らしい支出を入力すると、Whalletは既存のプランのものかどうかを尋ねます。
「分割払い」の画面には、すでに決まっている支払い、今後の各月に落ちる金額、そしてプランごとの1回あたりの額、進み具合、次の支払日が表示されます。

借入とローンは、元本と利息を分けて
「借入」には、借りているお金と貸しているお金を、相手、金額、発生日、期日とともに記録します。借りたお金は、その月の収入として数えずに、入金された口座に計上できます。返済も1回ごとに、支払いに使った口座から差し引けます。
ローンに利息がある場合、返済は1回ごとに元本と利息に分かれます。Whalletは契約の金利から内訳を見積もり、手元の明細を見て修正することもできます。借入の残高は元本の分だけ減り、保険料や税金など、返済に含まれるそれ以外の分は「その他の費用」として記録されます。
借入そのものも各回の返済も、発生した日の時点での自分の通貨での価値をそのまま保存します。Whalletは契約の金利ではなくその数字をもとに実質年率を計算します。そのローンが1年あたりにいくらかかるか、あるいはいくら生むかを、自分の通貨で測った値です。
別の通貨の借入には、2つの数字があります。始まった日に自分の通貨でいくらだったかと、今日いくらかです。
二重に数えない割り勘
「割り勘」では、旅行やイベント、家の費用のためにグループを作り、メンバーごとに重みを設定します。たとえばカップルは2人分として数えられます。支出は、その重みに応じた均等割り、金額指定、割合指定、またはその支出だけの配分で分けられます。アカウントを持っていない人も、非公開のリンクから参加できます。
グループにひもづけた口座で支払った場合、帳簿には実際の取引と、ほかのメンバーの負担分が自分が受け取るお金として記録されるので、同じ支出を二重に数えることはありません。
グループでは、各メンバーの残高と、精算に必要な最少の支払い回数を確認でき、その支払いを記録してグループを閉じられます。

投資と純資産も、口座のすぐ横に
投資の記録のしかたは3通りあり、既存の口座も、履歴を保ったまま投資に切り替えられます。
- 手動:所有物や、細かく分けたくないポートフォリオの評価額を手で入力します。
- ポジション:銘柄ごとに数量と平均取得単価を持ち、Whalletが市場データから取得する価格で評価します。銘柄コードが見つからない場合は、手入力した価格を使います。
- 利回り:元本と年利を入力しておくと、「利息を計上」をタップしたとき、またはエージェントに頼んだときに利息が計上されます。
投資の画面には、評価額、取得原価、損益、実効年利、12か月の予測、そして入出金の影響を除いた過去の運用成績が表示されます。
「純資産」では、持っているものから借りているものを引いた額を、基準通貨で、種類別、口座別に確認できます。さらに計画のために、カテゴリごとの上限つき予算、期日ごとに記録する定期的な支払い、貯蓄の目標も用意されています。
ほかのお金の記録方法とWhallet
表計算ソフトは形式を自由に決められ、AIエージェントが編集することもできます。ただし、為替レート、今後の分割払い、ローンは自分で作る数式で組み立てることになり、帳尻が合っているかを確かめる仕組みはありません。
銀行やウォレットのアプリは、何も入力しなくても取引をすぐに表示し、独自のアシスタントを備えたものもあります。見えないのは、その金融機関の外にあるものです。ほかの銀行、現金、別の通貨、友人に貸したお金などがそれにあたります。
支出をひとつずつフォームで入力するアプリは、長く使われてきたもので、シンプルです。多くは複数通貨に対応し、オフラインで使えるものもあります。一方で、ご自身のエージェントはそこに入れず、たいていは元本と利息を分けることも、今後の分割払いをプランとして管理することもできません。
割り勘アプリは、招待した人も含めて、旅行や家の費用を複数人でうまく分けられます。ただ、共有した分は、ご自身の口座や純資産とは別のところに置かれたままです。
Whalletは、こうした方法と並ぶもうひとつの選択肢です。向いているかどうかは、お金をどう分けて持っているかによって変わります。
- 向いているのは、複数の通貨や場所にあるお金をまとめて見たい場合、分割払いで買い物をする場合、利息つきのローンがあったり誰かにお金を貸していたりする場合、割り勘をしていて二重に数えたくない場合です。
- 向いていないのは、銀行から取引がひとりでに入ってきてほしい場合、オフラインで入力する必要がある場合、お金をどうすべきか指示してほしい場合、すべてのデータを持ち出す必要がある場合です。書き出せるのは取引だけで、形式はCSV、操作はパソコンからに限られます。
手元にあるお金と、もう決まっている支払い。その二つを並べて。